某・牛乳のpHです。
牛乳は酸性?アルカリ性?と言われても、どちらのような気もしますね。
さて、結果はといいますと、「6.71」という、ほぼ中性でした。
牛乳といっても、ほぼ水に近いpH値とみていいでしょう。
若干、僅かに酸性という結果になりました。
さて、牛乳に、酸を加えると、どうなるでしょう。
実は、チーズができるんです。
牛乳の中のカゼインという成分が酸と反応し、凝固してチーズが沈殿する、という反応で作れます。
加える酸は強いほどチーズはたくさん形成され、例えば酢、レモン汁といったものを加えて混ぜるとできちゃうわけですね。
牛乳を白く濁らせているのが、このカゼインの乳化力による安定性にあるわけですが、
pHのバランスによってその安定性が崩れる、という典型的な例でした。
化粧品の乳化剤の中には、こういったpHの変化にも強い種類もあり、例えば美容液が突然、水と油に分離したりしないように配合されています。