pHとは、０〜１４の数字で酸性度、アルカリ性度を表す指標です。

リトマス試験紙で、理科の時間に実験したことがある方も多いと思います。

中性が７。

０に近いほど酸性が強くなり、

１４に近いほどアルカリ性が強くなります。

そして、人間の肌のpHは4.5〜６(弱酸性)。

正確には、肌の皮脂のpHです。

肌のpHが4.5に近いほど脂性肌、６以上の肌は乾燥肌になりやすいのです。

その理由の１つに、肌のバリヤであるセラミドの生成には弱酸性(４付近)の環境が必須となるため、

６以上、さらにアルカリ域ではセラミド不足となり、乾燥肌となります。

なおかつ、アルカリ性ではセラミドが肌から溶出してしまうことがわかっています。

また、pHが８を超えて10くらいの範囲は、ニキビ菌やブドウ球菌など、

皮膚病に関わる菌の繁殖領域となっており、
これらの事実からも、いかに弱酸性を保つことが重要であるかがわかると思います。