アンプルール ラグジュアリーホワイト エマルジョンゲル

まずまず使えるアンチエイジングゲル。

美白というより、エモリエント効果を主眼に置いた美容液タイプの製品です。
シアバター、マカデミアナッツエステルといった滑らか油剤をベースに、ビタミンP、リンゴ幹細胞エキス、Q10、パッションフルーツ、クランベリーエキス、アセロラ、αーリポ酸など、
豪華なアンチエイジング成分をずらりと全成分表に並べた一品。
ただし、見るからに配合量は軒並み微量、という印象も否めませんが、一定の効果は残り肌の老化防止に少しでも貢献するでしょう。

美白成分としては、油溶性ビタミンC、カムカム、アルブチンあたりが作用。
ビタミンA誘導体、トマトエキスなどが肌の代謝を促進させます。

さらりとした使用感が心地よく、平均以上のスキンコンディショニング効果を持ったまずまずの美容ゲルであり、
バランス良く肌を若く見せる効能を持った一品といえるでしょう。
何かが飛び抜けてすごいということはありませんが、平均点がとても高いタイプの整肌作用を持っていると言えます。

悪くありません。

トリエチルヘキサノインは2-エチルヘキサン酸とグリセリンのトリエステルで、サラっとした感触の油性基材。閉塞性の高い→フタをするような油膜で肌の潤いを逃がさない特徴。
イソノナン酸イソノニルはさっぱりして延びのよいオイル。シリコーンの溶解力も優れる油性基剤。
スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
シア脂は、中央アフリカに分布するシアの種子から得た脂肪で、紫外線吸収、毛髪の滑り感低下抑制、キューティクル保護、毛髪強度向上、血行促進効果を付与。
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルはパルミトレイン酸を多く含み、人の皮脂に類似したエステル。
体温付近に融点があり、非常にタッチのいいオイルです。
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10は肌に優しく乳化力の高い成分で、刺激性はほとんどありません。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビルは油溶性ビタミンCで、経皮吸収と安定性に優れた抗酸化剤。抗老化、美白、抗アクネ菌、コラーゲン産生促進、抗炎症作用を付与。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマーはアルカリで中和するとゲル化する乳化剤で、皮膜形成、ベースの安定化に使われます。
アルブチンはハイドロキノンとブドウ糖を結合させた成分で、ハイドロキノンの刺激性を除去した形です。ただ低刺激な分、メラニン合成阻害効果はハイドロキノンの35分の１に過ぎません。
セレブロシドは馬の脊椎から抽出したガラクトシルセラミドを含有した糖セラミド複合脂質。
皮膚バリヤ改善、修復、角質細胞接着改善、アトピー肌改善、キューティクル接着強化、フケ改善効果。
グルコシルルチンはソバに多く含まれるフラボノイドで、紫外線による活性酸化を除去し、コラーゲンの架橋形成阻害による抗シワ効果が認められている成分。
グリチルレチン酸ステアリルは油溶性のグリチルリチン酸、抗炎症作用を付与。
グルコシルヘスペリジンはビタミンPにグルコースを縮合させた成分で、毛細血管強化、温感作用、抗酸化作用を与えます。
リンゴ果実培養細胞エキスは肌の「幹細胞」の寿命を延ばし、また新しい細胞の生成を促進する効果が認証されているアンチエイジング成分。
パルミチン酸レチノールはビタミンA誘導体で、抗シワ、抗老化、たるみ、シミ、乾燥を防ぐ効果を付与。
ユビキノンはご存知コエンザイムQ10。抗酸化作用を付与します。
ミルシアリアデュビア果実エキスはカムカムの果実から得たエキスで、ビタミンCがレモンの60倍、ブルーベリーの300倍以上含有。抗酸化・美白作用を付与。
ムラサキ根エキスはヒアルロン酸産生促進作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗菌作用。
クダモノトケイソウ果実エキスはパッションフルーツの果実から抽出したエキスで、リンパ管形成促進、むくみくすみの改善、血行促進作用を付与します。
クランベリー果実エキスはビタミンCがリッチな抗酸化作用、くすみ緩和作用を与える。
トマトエキスはビタミンA,C,クエン酸、リンゴ酸、カロチンを含む。皮膚にうるおい、代謝促進作用。
アセロラ種子エキスはポリフェノールやアミノ酸を含み、ビタミンEと同等の抗酸化作用や、コラーゲン、ヒアルロン酸の分解酵素を阻害して肌のハリを維持する。
チオクト酸は別名 α-リポ酸。細胞内ミトコンドリアに存在し、細胞の呼吸やエネルギー産生に欠かせない成分。化粧品では、美白・美肌・皮膚代謝改善効果・脂質代謝促進効果を付与。