アクアレーベル  モイストプロテクトミルクUV  コスメ解析ドットコム

アクアレーベル モイストプロテクトミルクUV

資生堂

アクアレーベル モイストプロテクトミルクUV の格付け

★★★
☆☆

皮膚刺激リスク
★★
☆☆☆
しっとり感: △
さらさら感: △
さっぱり感: △
敏感肌適性: △
肌回復力: ×
保湿力: △
アンチエイジング力: ×
1mlあたり31 円
50 ml/1575 円

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アクアレーベル モイストプロテクトミルクUV の解析結果

これは特異な製品とみていいかもしれません。


紫外線対策品として、それ関係の成分をとにかくかき集めて投入したような、
ある意味本気度がすごい製品といえるでしょう。

成分を見ていくと、
オクトクリレンは光安定性の高い紫外線吸収剤で、肌に優しく敏感肌に向いている成分です。
紫外線吸収剤のメトキシケイヒ酸エチルヘキシル配合。
DPG(ジプロピレングリコール)はグリセリンに比べて粘度が低くさっぱりしていて使用感触がいい。溶剤としても働き、グラム陰性菌の抗菌作用を持つ。
高配合では刺激性を感じる。
ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
セバシン酸ジイソプロピルは油溶性が高く難溶性物質溶解に優れ、皮膚への浸透性が高くさっぱりした感触。
フェニルベンズイミダゾールスルホン酸は水溶性紫外線B吸収剤。シミ・そばかす、皮膚がんの原因になるUV-B抑制に役立ちます。
TEA(トリエタノールアミン)はpH調整(アルカリ)剤ですが、一定の条件が揃うと発がん性物質ニトロソアミンを生成する可能性が僅かにあります(洗い流す製品ならOK)。
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンはUV-A・B両波の幅広い波長領域の紫外線を吸収し、構造が変化せず持続する新規紫外線吸収剤です。
メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールはUV-A、UV-Bまで広い領域の紫外線をカバー。 アミノプロピルジメチコンがエモリエントな感触を与えるコーティング剤。
PEG/PPG-m/nジメチルエーテルアクアインプールと呼ばれ、毛穴の目立ちを抑制する他、角層を最適な保水環境に保つ働きがあります。
アセチルヒアルロン酸Naは、アセチル基を持つ構造により肌と親和性を高め持続性を持たせています。

総合すると、
基本構造は紫外線吸収剤を新旧織り交ぜて投入し、それを乳化するための乳化剤と、ベタつきを抑えるためのシリコーン、となっています。
ポイントとしては全部紫外線吸収剤であるということ。紫外線吸収剤は安定性で課題を抱えますが、新規の原料を織り交ぜることでその課題を少し克服、

肌の弱い方でもある程度安心して使える仕様となっています。

SPFは突出して高いとは思えませんが、日中ある程度の時間はUV防御を担えるでしょう。
紫外線対策でいえば紫外線散乱剤の方が一般的に安全で効果も高いのですが、こちらは吸収剤のみで安全性と使用感、効能を高める工夫をしていますね。

アクアレーベル モイストプロテクトミルクUV の宣伝文,商品説明:

うるおいながら紫外線カットする、日中用美容液

紫外線や乾燥による肌ダメージを防ぎ、うるおいに満ちた肌が続きます。すばやく肌になじんで白残りやベタつきもなく、快適な使い心地です。

アクアレーベル モイストプロテクトミルクUV の全成分:

水 , エタノール , オクトクリレン , メトキシケイヒ酸エチルヘキシル, DPG, ジメチコン, グリセリン, セバシン酸ジイソプロピル , フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 , TEA, ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン, メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール , アミノプロピルジメチコン , キサンタンガム , PEG/PPG-36/41ジメチルエーテル, ヒアルロン酸Na, 乳酸, 塩化Mg , PCA , アセチルヒアルロン酸Na , 塩化Ca , 水添レシチン , 水溶性コラーゲン, PPG-8セテス-20, イソステアリン酸, カルボマー, (アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー, デシルグルコシド, EDTA-2Na, BHT, PG , BG , トコフェロール , 水酸化Na, PEG-30ダイズステロール, 水酸化K, EDTA-3Na, クエン酸, フェノキシエタノール, 香料

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