アルビオン エクサージュ モイストクリスタル ミルク 2

しっかりと実感できるレベルのモイスチャーミルクです。

保湿効果、エモリエント感が良い一品で、肌ツヤの改善効果も期待できる成分を内包。
保湿成分の塊のような内容となっていますね。

成分を見ていくと、
ミネラルオイルは石油原油を蒸留し固形パラフィンを除去した炭化水素系油剤。
皮膚によく延び、浸透性がないため無刺激。油との相溶性が強く、クレンジング基剤としても広く使われる油剤。
グリセリンは界面活性剤の刺激を抑えたり、やや持続する保湿効果、肌弾力アップ、肌の代謝促進効果を持ちます。３つある水酸基に水分子がつくことで保湿効果を発揮。安価でしっとりした素材。
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパンは感触がリッチな油性原料で、べたつかず展延性に優れるため製品の上質さをアップさせる目的や、安定性を高めるために配合されます。
ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
ジカプリン酸PGは粘度が低くさらっとした感触の乳化剤。難溶性の成分も乳化するパワーももちます。
メドウフォーム油は北カリフォルニア、南オレゴンなどに自生するメドウフォームの種子から抽出されたオイルで、エイコセン酸を主成分とし、しっとりと滑らかでべたつかない感触を与える。
アルカリゲネス産生多糖体は、グラム陰性球桿菌から産生される多糖。保湿作用を付与。
ショウブ根エキスは抗菌、血行促進、収れん作用を付与。
スファセラリアスコバリアエキスは地中海などに生育する褐藻類で、コラーゲン産生促進作用、セルライトによる皮膚の凹凸を改善する効果。
セイヨウニワトコ花エキスは抗炎症、抗酸化、細胞活性化作用。
マカデミアナッツ油はパルミトレイン酸を多く含み、人の皮脂に類似したエステル。
体温付近に融点があり、肌に馴染み良くタッチが良いオイルです。
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)は優れたラメラ液晶形成能を持ち、抱水性、保湿性、皮膚のバリヤ機能を改善。
加水分解酵母エキスは細胞活性化、線維芽細胞増殖促進作用、免疫増強作用を付与。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマーはアルカリで中和するとゲル化する乳化剤で、皮膜形成、ベースの安定化に使われます。
オクチルドデカノールは薄い皮膜を形成し、さらっとしたタッチを与える油性成分。
カラギーナンは野生の紅藻が原料で、流動性のあるゲルを作成。
ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸／ステアリン酸／ロジン酸)ジペンタエリスリチルはツヤと抱水性に優れたエステル油です。
ポリクオタニウム-61(リピジュア)は人の細胞膜を構成するリン脂質をモデルにした水溶性ポリマー。ヒアルロン酸の２倍の保湿力と持続性を持ち、生体適合性を持つ安全性の高い成分です。
ソルビン酸Kは非常にマイルドな食品にも使われる防腐剤。
安息香酸Naはエゴノキ科アンソウクコウノキ樹脂由来の抗菌剤で、安全性の面から１％以下の配合量規制。安定性を考えてパラベンを併用することが多い。

総合すると、
肌刺激性に関しては完全にマイルドとはいえないものの、ほとんどの場合は問題ないレベルでしょう。
何よりしっとり感を求める方には充分すぎるほどの高い保湿効果。
単にしっとりするだけの成分ではなく、肌のコラーゲンを増やしたり、ツヤを与えたり、肌なじみの良いオイルを使っていたりと、
わりと気の利いたところを見せているミルクです。
しっとりと乾燥を防ぎながら潤わせたい方には適切な製品の１つといえるでしょう。