アルビオン ホワイトニング イマキュレート エッセンス EX

コウジ酸を筆頭に据えた美白エッセンス。

爆発的な効能はないものの、美白にフォーカスした設計でじわじわと効かせたい感じが伝わってきます。
基本的にマイルドにできていますが、先頭のDPGだけ苦手な人はいるかもしれません。

成分を順に見ていくと、
コウジ酸は味噌、醤油、酒を作る際に使うコウジカビ培養液。メラニン合成の鍵となるチロシナーゼの酵素活性部にある銅イオンを封鎖して美白作用を付与します。
美白効果狙いの成分としてはこの他、
マグワ根皮エキス、ワレモコウエキス、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム（オキシベンゾン)といったあたりでしょう。　
その他の成分をピックアップすると、
DPG(ジプロピレングリコール)はグリセリンに比べて粘度が低くさっぱりしていて使用感触がいい。溶剤としても働き、グラム陰性菌の抗菌作用を持つ。
高配合では刺激性を感じる。
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパンは耐熱性、耐加水分解性に優れ、コシのある感触を付与する油剤。
イリス根エキスはシロバナイリスの根茎のエキスで、イソフラボンを含有し女性ホルモン様作用を示す。
美白、抗老化、育毛作用など。
オウゴンエキスはバイカリン、バイカレインを有効成分とし、タバコの煙など環境ストレスによる皮膚老化を抑制、美白、抗シワ、毛穴・敏感肌改善、育毛、抗菌作用などを付与。
オノニスエキスはイソフラボンやタンニンなどを含有し、抗炎症、抗アレルギー作用を付与します。
グアバ葉エキスは保湿、抗炎症、抗酸化効果を付与。
センキュウエキスはセリ科センキュウ根・茎抽出エキスで、クニデライト、センキュウノライドなどの精油、フェルラ酸を含み、血行促進、消炎作用、鎮静作用を付与。
チンピエキスはミカンの果皮エキス。血行促進、抗炎症作用を付与。
トマト果汁はカロチノイドの一種リコピンを含み、ビタミンEの100倍、β-カロチンの２倍の抗酸化能、ナリンゲニンカルコンの高い抗アレルギー作用など、注目の成分。
ニンジン抽出液はオタネニンジンのエキスで、多くのサポニンを含み育毛・血流促進作用を付与。
ヒオウギエキスはイソフラボンを含有し、女性ホルモン様作用、美白作用、抗老化作用を付与。

全体的に突出したような効果をもつものはありませんが、
１つのまとまりとしてほんのり美白効果を付与しようという意図が感じられます。
メラニン生成を止める効果はあり、一定の美白効果はあるといえるでしょう。
ただ、値段を考えるとそこまで大袈裟な製品であるとは、いささか言えないクオリティです。
使ってみて悪くはなく、美肌効果も含めてメリットは多いのですが、割高感だけは拭えません 。