バン デオドラントロールオン フローラルの香り

許容範囲を超えている？

殺菌効果によるデオドラント効果はどの製品にも見られますが、この製品はいささか度を越している印象。

成分を見ていくと、
クロルヒドロキシアルミニウムは収れん作用による引き締め効果が優れているため、デオドラント剤の主成分としてよく用いられます。
塩化ベンザルコニウムは防腐・殺菌剤として用いられますが、目などの粘膜を傷める作用が比較的強く、アレルギーの原因にもなりやすい成分としても知られる。
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体は耐水性の高い皮膜剤です。ハリを与えたりします。
ステアルトリモニウムクロリド(４級カチオン界面活性剤)はリンスでおなじみ柔軟剤成分ですが、刺激性がとても強く、強いタンパク変性作用を有するため頭皮につけたり、洗い流さない製品への配合はNG。
クララエキスはコラーゲン産生促進、女性ホルモン様作用、線維芽細胞増殖促進作用、肌バリヤ機能強化、CMC形成促進、抗菌、脱毛防止などを付与。
マグワ根皮エキスは美白作用を目的。

殺菌剤だけでも負担感ありますが、カチオン界面活性剤まで入ってアウト。
そりゃ殺菌効果はあるでしょうが、これでは肌自体をダメにするレベルに近づいていますのでNG。
肌が強い弱いに関わらず、刺激性やデメリットが大きめなのでポイしてもいい一品です。