B.A ザ ローション

セラキュート、エルヒビン、イガイグリコーゲンといった有効成分が内包された化粧水。

一般的なローションに比べ機能的で有益な内容であるのは間違いありませんが、果たして20000円を超える価値が果たしてこの製品に見いだせるのでしょうか。

メインといえる部分はスキンコンディショニングエキスと、セラキュートのハリ、ポリメタクリロイルリシンの保湿といった要素になります。
バランスよく、アンチエイジング的効能を期待するには充分な仕上がりを期待できます。
質はいい内容で肌を内側から再構築する能力を穏やかに持ち合わせている部分が他と違いを感じられるところ。

エキス類のクオリティに関しても平均的な製品よりも皮脂抑制・収れん効果といったメリットが大きめ。
感触改善・整肌作用・アンチエイジング作用など、並以上の効能を提供する製品と認識して良いでしょう。

さて、その質の良さは20000円以上の支払いに見合ったものとなるでしょうか。

結論としては、さすがにそこまでの値打ちは・・ないかと思います。

なぜか。
簡単にいえば、この製品よりも質の高い製品が半額以下の希望小売価格で存在しているのを、複数知っているからですね。

この化粧水自体は一定の評価に値する、遣って損はないものではありますが、
金額面ではいささか割高感を否めません。

ヨモギ葉エキスは抗酸化作用、コラーゲン産生促進作用、皮脂の抑制、収斂作用、抗菌作用、抗炎症作用。
レンゲソウエキスは収れん作用。
センブリエキスは抗酸化、コラーゲン産生促進、育毛作用を付与。
ツボクサエキスはメラニン産生抑制、コラーゲン産生促進、毛乳頭細胞増殖作用。
チョウジエキスは抗酸化作用、皮脂の抑制、メラニン生成を抑制、抗菌、収れん作用。
ローヤルゼリー発酵液は発酵技術により浸透性をアップさせた潤い成分です。保湿・ハリを改善します。
加水分解コンキオリンは真珠由来のタンパク質で、うるおい、ツヤ、細胞活性化作用を付与します。
イガイグリコーゲンはムラサキガイ(ムール貝)から抽出したグリコーゲン(高分子多糖体)で、上皮細胞の修復、保護、代謝促進、活性化、保湿効果を付与。
オトギリソウエキスは抗酸化作用、ヒアルロン酸産生促進、皮脂の抑制、メラニン生成を抑制、収斂作用。
エルヒビンは大豆由来の紫外線・環境ストレスから肌を守る素材。また、保湿剤としても有効に働きます。エラスターゼ阻害作用が高いことが特徴で、肌トラブルからの保護、予防効果が期待。
ニンジン抽出液はオタネニンジンのエキスで、多くのサポニンを含み育毛・血流促進作用を付与。
オウレンエキスは抗炎症作用を付与。
アルニカ花エキスは抗酸化作用、メラニン生成を抑制。
クララエキスはコラーゲン産生促進、女性ホルモン様作用、線維芽細胞増殖促進作用、肌バリヤ機能強化、CMC形成促進、抗菌、脱毛防止などを付与。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマーはセラキュートというセラミド模倣構造をカチオン化し、ハリ・コシ作用が優れたアンチエイジングポリマー。
セイヨウノコギリソウエキスは抗酸化作用、抗菌、抗炎症、収れん作用を付与。
ポリメタクリロイルリシンは毛髪・皮膚角質のダメージ部分に選択的に吸着し、バリア機能改善と角質層形成を促進させます。さらに、耐水性があり持続的。
メタグリセリンは界面活性剤の刺激を抑えたり、やや持続する保湿効果、肌弾力アップ、肌の代謝促進効果を持ちます。３つある水酸基に水分子がつくことで保湿効果を発揮。安価でしっとりした素材。
コハク酸ジエトキシエチルは可溶化剤、エモリエント剤として用いられます。ただ、感触改良効果やpH安定性は優れているとまではいえません。
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールは毛髪への有効成分の浸透促進、優れた感触改善効果、高い安定性を持つ安全性の高い油剤です。