べっぴんボディ　マジックホワイトエッセンス

わりとしっとりしたタッチでプラセンタをメインに据えた美容液のようです。

プラセンタがどう活きるかが鍵と言えますが、果たしてどういった効きめがもたらされるでしょうか。

成分を見ていくと、
グリセリンは界面活性剤の刺激を抑えたり、やや持続する保湿効果、肌弾力アップ、肌の代謝促進効果を持ちます。３つある水酸基に水分子がつくことで保湿効果を発揮。安価でしっとりした素材。
DPG(ジプロピレングリコール)はグリセリンに比べて粘度が低くさっぱりしていて使用感触がいい。溶剤としても働き、グラム陰性菌の抗菌作用を持つ。
高配合では刺激性を感じる。
プラセンタエキスは保湿、抗アレルギー作用、線維芽細胞増殖促進作用。
アロエベラ葉エキスは抗炎症、線維芽細胞増殖促進作用、抗菌作用を付与。
ダイズ種子エキスは収れん作用、抗菌作用、免疫増強作用。
グリチルリチン酸２Kはカンゾウの根から抽出したグリチルリチンの誘導体。著しい皮膚抗炎症作用を持ち、副作用がなく解毒作用、抗アレルギー作用も与えます。
ジフェニルジメチコンはツヤ感が増したシリコーン。乾燥を防ぐ効果や感触改善効果を付与します。
トリエチルヘキサノインは分岐構造を持ち乳化力に優れ、加水分解安定性が高く、さっぱりした感触のエステル油。
アルギニンは保湿、アルカリ剤として使われるアルカリ性のアミノ酸です。

総合すると、
わりと小ざっぱりした全成分。やはりプラセンタ、大豆種子エキスあたりが主役といえる内容に思えます。
肌の代謝を促進したり、免疫力を高める効果を与え、肌にツヤとしっとり感を付与する内容です。
効能としてはわりと穏やかで、特筆すべき効能を実感することはあまりないタイプと言えるレベルでしょう。
プラセンタエキスがじわじわと肌の特に保湿性を改善させる可能性はありますが、
この製品がとりたてて優れているという印象はありません。わりとライトな化粧水程度に考えて使うべきでしょう。