カシー ボザール マニュアン(医薬部外品)
カシー化粧品(CATHY)

カシー ボザール マニュアン(医薬部外品)の格付け
カシー ボザール マニュアン(医薬部外品)の解析結果
とてもシンプルですが、気の利いた作りといえる部分が随所に見られます。
素材にこだわった日本料理のように、派手さはないが滋養があり、素材を活かす味付けがワンランク上のハンドクリーム。
成分を見ていくと、
パルミチン酸イソプロピルはパーム油からパルミチン酸を、イソプロパノール(アルコールの一種)と化合したエステル油。軽い感触でベタつきなく、浸透性、柔軟性が良い油性基剤。
吸着精製ラノリンはアレルギー成分を除去したラノリンで、肌の弱い方でも問題なく使えるように精製されています。高い抱水性が特徴。
グリセリンは界面活性剤の刺激を抑えたり、やや持続する保湿効果、肌弾力アップ、肌の代謝促進効果を持ちます。3つある水酸基に水分子がつくことで保湿効果を発揮。安価でしっとりした素材。
ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
酢酸トコフェロールはα-トコフェロールを酢酸エステル化して得た合成
パルミチン酸レチノールはビタミンA誘導体で、抗シワ、抗老化、たるみ、シミ、乾燥を防ぐ効果を付与。
例えば、保湿成分であるラノリンもそのままではアレルギーを起こしやすいのですが、吸着精製ラノリンという危険性を排除したマイルドラノリンを配合。
それに肌になじみながら吸収させるビタミンAやE。
これらの成分は上質で誰の肌にも良好な皮膚代謝改善効果や保湿効果を与えます。
ただし、いいことばかりではありません。
ステアリン酸グリセリルSEはやや理想から外れた乳化剤ですし、TEA(トリエタノールアミン)やBHT、パラベンあたりはマイルド志向とは逆行するタイプの添加剤でもあります(それぞれ理由があって配合されてはいますが)。
そういったことを鑑みると、全体としてはさほどオススメに値するレベルではないのかなと判断します。
カシー ボザール マニュアン(医薬部外品)の宣伝文,商品説明:
手指のあれやかさつきを防いで、すこやかに保つ薬用ハンドクリーム。
有効成分ビタミンA・Eがやさしくトリートメント。
ボディーやひげそり後、小さいお子様のスキンケアにもどうぞ。
無香料。
カシー ボザール マニュアン(医薬部外品)の全成分:
【有効成分】 酢酸トコフェロール/ビタミンAパルミテート/グリチルリチン酸アンモニウム
【その他の成分】 パルミチン酸イソプロピル/パルミチン酸セチル/吸着精製ラノリン/BG/濃グリセリン/ステアリン酸/セテアリルアルコール/SEステアリン酸グリセリン/ステアリン酸PОEソルビタン/コーン油/ジメチコン/TEA/BHT/天然ビタミンE/銅クロロフィリンNa/パラベン/精製水