クリニーク モイスチャーサージEX
クリニーク (CLINIQUE)

クリニーク モイスチャーサージEXの格付け
クリニーク モイスチャーサージEXの解析結果
微量の添加剤はトップレベルですが、全体は凡庸な化粧水のよう。
一部、ほんの少しだけ優秀なアンチエイジング成分が配合されている以外に特筆すべき効能はなし。
一般的なさらっとさせる化粧水と同等レベルの設計で、むしろアルカリ性を好むリン酸アスコルビルMg配合などは減点対象といってもいいポイント。
成分を見ていくと、
ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
トリシロキサンは非常に揮発性の高いシリコーンオイル。
トレハロースは2分子のグルコースが結合した非還元性の二糖。角質層の水分保持能を高める効果。
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーは、低いpHでもゲルを生成し、高いチキソトロピー性により肌になめらかに拡がる感触の良い乳化剤。
カフェインはコーヒーやお茶の成分として有名なアルカロイドで、肌の細胞を活性化・収れん、またスリミング効果などを狙って配合されます。
トロメタミンは化学名2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオールのことで、芳香性、pH調整剤として配合されます。
ヨーロッパシラカバ樹皮エキスは極めて優れた抗酸化作用、タンニンによる収れん作用が高いため、配合量によっては刺激になるほど効能が高いレベルの成分です。
リン酸アスコルビルMgはビタミンC誘導体で、抗酸化作用、美白作用を期待して配合されますが、アルカリ性の製品でないと分解してしまうデメリットがあります。
オオアザミエキスは抗酸化・抗炎症効果に優れる成分です。
サーマスサーモフィルス培養物は深海の海底2000m、温度75℃という環境下で生息するサーマスサーモフィルスを培養した活性成分。
抗老化、抗シワ効果を付与する。
サッカロミセス溶解質エキスはパン酵母の溶解質から得られるエキス。肌の水分量を増やして保水する作用、細胞活性化作用を持つ。
パルミトイルオリゴペプチドは現在はパルミトイルペンタペプチド-4と呼ばれ、肌に浸透してコラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促進する働きがあります。
後ろ3つほどはアリですが、それ以外は平凡この上ない。
最悪までは堕ちませんが、肌を本気で改善しよう等の意気込みはほとんど感じられない処方であり、
オススメに値するレベルに無い凡作といっていいでしょう。
品質の高さよりも利益を重視した設計ともいえ、少し残念な結果となりました。
クリニーク モイスチャーサージEXの全成分:
水,ジメチコン,BG,トリシロキサン,グリセリン,トレハロース,スクロース,(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー,ソルビトール,オレス-10,カルボマー,水添レシチン,カフェイン,トロメタミン,ヒアルロン酸Na,酢酸トコフェロール,カプリリルグリコール,ポリメタクリル酸グリセリル,EDTA-2Na,PEG-8,ヘキシレングリコール,ヨーロッパシラカバ樹皮エキス,リン酸アスコルビルMg,オオアザミ果実エキス,サーマス・サーモフィルス培養物,チャエキス,サッカロミセス溶解質エキス,アロエベラ液汁,赤504,黄4,パルミトイルオリゴペプチド,フェノキシエタノール
クリニーク モイスチャーサージEXの宣伝文,商品説明:
乾いた肌をみずみずしい水分で満たす、ピンクの保湿ジェルクリーム。
イルフリーのさらっとしたテクスチャーで、ひんやりと爽やかな使い心地。
潤いがすっとすばやくなじみ、角質層全体をふっくらとさせ、弾むようなハリ感が出ます。
乾燥を引き起こす気温や湿度の急激な変化からも肌を守り、潤いレベルを長時間キープ。
ソフトでなめらかな肌を保ちます。