Den Den かたつむり石けん

なんと先頭がトリエタノールアミン(以前、発がん性物質に関与する疑いで全く使われなくなったアルカリ剤)。
単純なよくある石鹸のベースが続き、カタツムリエキス配合。
酸化チタンは着色でしょうか。
ハチミツ、ホホバ、コラーゲン、アボカド、プロポリス、プラセンタ、アンズ核油、オリーブと、多種のエモリエント剤配合。
キトサン、ヒトオリゴペプチド-1まで配合されていますから、実に不思議なごった煮石鹸であります。
使用感としては、それらのエモリエントオイルやキトサンといったコンディショニング効果を有する成分のおかげで
石鹸特有のつっぱり感を除去。
ちょうどアミノ酸系洗浄剤のようなシットリ感を感じながらの洗い感となるでしょう。
カタツムリエキスは抗炎症作用のアラントインリッチ。保湿のムコ多糖類と、ピーリングのグリコール酸も含有しています。

総合すると、石鹸ながら使用感はかなりコントロールされていて、高級な印象を与える作りといえます。
こっくりとした泡、という感じでしょう。
ただ、TEAベースという日本ではまず拝見しない作り方には驚くと同時に、おすすめできる手法ではありません。
しっとりした使用感のかわりに、リスキーであるので日本の大手はまずやらないでしょう。

そもそも、アルカリ性の石鹸である時点で、使用感が良くても肌には負担が大きく、石鹸自体の刺激を緩和する処方がないのでNGと言えます。