ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローション コスメ解析ドットコム

ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローション

ドクターシーラボ

ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローションの格付け

★★
☆☆☆

皮膚刺激リスク
★★★
☆☆
しっとり感:△
さらさら感:×
さっぱり感:△
敏感肌適性:×
肌回復力:×
保湿力:△
アンチエイジング力:×
1mlあたり33 円

このエントリーをはてなブックマークに追加

ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローションの解析結果

迫力の美白化粧水。徹底的です。


成分の数もすごいことになっていますが、美白成分の占める割合の多さや有効性は並ではありません。
ノーベル賞のフラーレン、ヒトオリゴペプチド-1をはじめ、油溶性ビタミンCやコエンザイムQ10まで配合。
いやはや、とっても効きそうに思える一品ですが、意外な落とし穴も。。

成分を見ていくと、
DPG(ジプロピレングリコール)はグリセリンに比べて粘度が低くさっぱりしていて使用感触がいい。溶剤としても働き、グラム陰性菌の抗菌作用を持つ。
高配合では刺激性を感じる。

トップがこれで、かつ後に出てくる成分との兼ね合いも考えると肌に優しい製品ではない、ということになります。

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naは空気中でも酸化安定性を有する油溶性ビタミンC誘導体で、抗酸化作用、コラーゲン生成能促進といった効果を付与。
ヒトオリゴペプチド-1EGF(上皮成長因子)という1986年にスタンレー・コーエン博士がノーベル賞を受賞した皮膚の表皮層を飛躍的に成長・再生・修復活性化させる成分。
フラーレンは1996年クロトー博士に発見されたノーベル化学賞受賞成分で、ビタミンCの125倍の抗酸化作用、プラセンタの800倍のコラーゲン産生促進作用を持つ成分。

この辺はさすがの抗酸化&整肌成分。

グリコール酸はピーリング剤で知られているAHA。

これは曲者。いわゆる角質剥がしの成分が少なからず配合されている、ということは、

美白という実感を早く感じさせるために、角質そのものを剥がして肌を明るくなったように見せようという手法。
これはいささか強引で、かつ肌はバリヤである角質を剥がされるために敏感肌に陥りやすい設計といえます。
続く乳酸、リンゴ酸も同様にピーリング目的とみていいでしょう。
アミノ酸各種が毛髪、皮膚に対して親和性を持つ保湿作用を与え、しなやかな感触に。
水溶性コラーゲンはフカヒレ、サケ、ヒラメ、カレイなどの魚の皮から抽出したコラーゲン。通称マリンコラーゲンとも呼ばれ、コラーゲンの中でも優れた保湿性を持つと言われています。
サクシニルアテロコラーゲン(アレルゲンの懸念があるテロペプチドを除去し、サクシニル化することでコラーゲンが固まって大きくならないように安定させた保湿剤。
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムヒアロベールと呼ばれるカチオン化ヒアルロン酸で、すすいでも落ちにくい特性を持った保湿作用を付与します。
ポリクオタニウム-51リピジュアの1種で生体適合性があり、ヒアルロン酸の2倍の保湿力を持つリン脂質ポリマー。
リン酸アスコルビルMgはビタミンC誘導体で、抗酸化作用、美白作用を期待して配合されますが、アルカリ性の製品でないと分解してしまうデメリットがあります。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビルは油溶性ビタミンCで、経皮吸収と安定性に優れた抗酸化剤。抗老化、美白、抗アクネ菌、コラーゲン産生促進、抗炎症作用を付与。

保湿剤だったり、ビタミンC誘導体が美白効果を与えようというエリアですね。

ユビキノンはご存知コエンザイムQ10。抗酸化作用を付与します。
水溶性プロテオグリカンは鮭の鼻軟骨由来の抗シワ、保湿、コラーゲン産生促進、肌荒れ改善、皮膚弾力改善効果、美白効果。
ピーナッツ油はオレイン酸リッチでリノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノレン酸などで構成されており、軽いタッチのエモリエントオイル。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)は疑似セラミドと呼ばれ、ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を発揮。

その他果物オイルやビタミンAの誘導体などが見られます。

総合すると、美白効果は確かにありそうですが、
いかんせん肌に負担が重すぎるように思えます。

美白と引き換えに肌は敏感肌になったり、灼熱感の刺激を感じたりする可能性が比較的高いと見ていいでしょう。

さすがに、ここまでの負担はNGと見ますし、美白効果にしても意外にトップクラスというほどの本気は感じません。
大部分を、ピーリング効果に頼っているようにも思えてしまうので、
この製品は安易に使用しない方が得策であるとお伝えします。

ごくごくたまに一度使うくらいなら良いでしょうが、常用はすべきではありません。

ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローションの全成分:

水、DPG、1,2-ヘキサンジオール、グリセリン、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、ヒトオリゴペプチド-1、フラーレン、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、セリン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、アスパラギン酸Na、プロリン、チロシン、タウリン、リシン、リシンHCl、ヒスチジン、ヒスチジンHCl、水溶性コラーゲン、サクシニルアテロコラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸、ポリクオタニウム-51、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルグルコシド、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ユビキノン、水溶性プロテオグリカン、環状リゾフォスファチジン酸、酢酸トコフェロール、トコフェロール、オレイルアルコール、スクワラン、ピーナッツ油、チャエキス、PCA、PCA-Na、PEG-32、PEG-60水添ヒマシ油、ポリソルベート80、乳酸メンチル、海水、BG、ベタイン、アラントイン、シクロデキストリン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、水添レシチン、ソルビトール、ペンチレングリコール、グルコース、パンテノール、パルミチン酸レチノール、ラウリン酸ポリグリセリル-10、キサンタンガム、マンニトール、PVP、クエン酸、クエン酸Na、リンゴ酸Na、乳酸 Na、オレンジ油、グレープフルーツ果皮油、フェノキシエタノール

ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローションの宣伝文,商品説明:

年齢だからとあきらめない。
キメの整ったクリアな肌へ導くエイジング毛穴対策化粧水
年齢とともに起こる肌のゆるみや開いた毛穴を土台から立て直す化粧水。100倍浸透型ビタミンC(※)「APPS」とそれをアシストする豊富な美容成分の働きによって、わずか20秒で肌の奥深くまでグングン浸透。毛穴を引き締め、肌全体のハリや透明感を高めます。

ドクターシーラボ VC100ポアホワイトローション2015 (c)コスメ解析ドットコム