FWB フルメーク ウォッシャブル ベース コスメ解析ドットコム

FWB フルメーク ウォッシャブル ベース

資生堂

FWB フルメーク ウォッシャブル ベースの格付け

★★
☆☆☆

皮膚刺激リスク
★★
☆☆☆
しっとり感:×
さらさら感:△
さっぱり感:△
敏感肌適性:△
肌回復力:△
保湿力:△
アンチエイジング力:×
1mlあたり30 円

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWB フルメーク ウォッシャブル ベースの解析結果

微妙な発想による微妙な製品です。


ジメチコンオイル、DPGというベースでメイク落としをしろと言われたら、できないこともないわけですが全くメイク落としの基本から逸脱していて、
ほとんどこすって物理的に剥がし落とすようなものに近い。

また翻って化粧下地としてはメイク落としがしっかりできるような乳化剤をつけたままにしたいのかという疑問を持って当然です。

この製品でも、(メタクリル酸メチル/メタクリル酸(PEG-4/PPG-3))クロスポリマー以下若干とはいえ乳化力自慢の乳化剤も見られますので、
それらは肌の皮脂を溶かして除去しようとすることでしょう。

なんとも解説しづらい製品ですが、メイクを落とすのと、メイク下地をするという二律背反ともなりかねない製品を作る意味はあるのか。

この製品でいえば、メイク下地を構成するであろうベントナイト、ワックス、酸化チタン、酸化鉄といったものを塗りつけるのに、なぜメイク落としにもなるのか
逆に、メイク下地なのにお湯だけで落ちるということは化粧持ち悪すぎるのではないか。
ちょっと体温あがって汗でも書いたら、、持たないのでは?

いろいろと疑問が尽きない製品ですが、(メタクリル酸メチル/メタクリル酸(PEG-4/PPG-3))クロスポリマーがポイントで、この成分の特徴がそういったものを実現できる風なのであろうと想像できます。

ただし、よほど面倒くさがりでない限り、こういった製品で何でもこなそうというのは怠惰な手抜きと見るべき。

メイクを落とす専門のものは、きちんと理由があってそういう設計になっていて、肌に負担をかけずに密着したメイクを浮かせることができます。
メイク下地は、それも理由があって設計されているわけです。
賢明な方々には、ぜひ分けて使われることをオススメします。


この製品がひどくどうしようもないとは言いませんが、オススメするようなレベルではありません。


主な成分の解説

ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
酢酸ステアリン酸スクロースはステアリン酸と二糖類のエステルをアセチル化。油性の固形原料としてメイクなどに使われます。
マイクロクリスタリンワックスは炭化水素ロウで、延伸性、粘性、安定性、結晶抑制作用が優れた油性基剤です。
ベントナイトはモンモリロナイトを主成分とした中性-アルカリ性を示す粘土成分。体積の10倍の水を吸うことができ、強力な粘性と乳化安定性を持つユニークな成分。
アルミナは光を散乱させマットな印象を与える。肌の凹凸をカバーするのに有効。
酸化チタンは非常にきれいな白色の顔料で、紫外線散乱剤としても用いられる無機化合物です。
酸化鉄は様々な着色が可能な鉄の酸化物で、彩度、明度が高く分散性、耐候性、耐酸、耐アルカリ、耐溶剤性に優れ、皮脂を吸いにくく持ちがよい。毒性はない。

FWB フルメーク ウォッシャブル ベースの全成分:

水、ジメチコン、DPG、エタノール、(メタクリル酸メチル/メタクリル酸(PEG-4/PPG-3))クロスポリマー、ポリ酢酸ビニル、酢酸ステアリン酸スクロース、ステアリン酸スクロース、バチルアルコール、ポリソルベート60、ヒアルロン酸Na、マイクロクリスタリンワックス、ステアリン酸ソルビタン、ポリビニルアルコール、ベントナイト、グリセリン、EDTA-3Na、シメチコン、(イソブチレン/マレイン酸Na)コポリマー、アルミナ、トコフェロール、フェノキシエタノール、デヒドロ酢酸Na、酸化チタン、酸化鉄

FWB フルメーク ウォッシャブル ベースの宣伝文,商品説明:

世界初!重ねたメークをお湯で落とせる化粧下地

化粧下地とメーク落とし、ふたつの効果をひと塗りで実現。
朝、いつものメーク前に塗れば、昼もキレイがずっと続いて、夜はお湯だけで、ファンデーションもポイントメークも簡単にオフできます。

うるおいを与えて、乾燥から肌を守ります。
  ヒアルロン酸(保湿)配合
すっと肌に伸びるやさしい感触。無香料・唇にも使える設計。

FWB フルメーク ウォッシャブル ベース2015 (c)コスメ解析ドットコム