ゲマイン　マイクロビタエース

シンプルにもほどがある。

注目ポイント

ともに油溶性ビタミンであるテトラヘキシルデカン酸アスコルビル、パルミチン酸レチノールを軸としたビタミン補給オンリーな製品。

注意点

あまりにもシンプル過ぎるのが注意点といえるかもしれません。

総評

この製品の効能としては、ディープな抗酸化作用に肌の代謝改善効果など、それぞれのビタミンが持つ作用がダイレクトに受け取れるであろう設計です。
しかしながら、明らかにネックとなってくるのはベタつきや、多少の刺激感。
これは、もし高濃度で配合されていれば、の話ですが、例えばビタミンCは多すぎればベタつきますし、それを解消させるような成分もないため、
ある意味ベタつけば配合量がたっぷり、ベタつかなければ全然入っていないという目安になるかも。
これだけシンプルな構成だと、そういった側面もダイレクトに見えてしまいます。

これらの油溶性ビタミンそれ自体は有益な成分ではありますが、
この製品は化粧品として未完成のような印象で、とくに使用感への配慮に欠いたものといえるでしょう。

化粧品の重要な要素の1つである「使用感」が抜け落ちた内容であることを考慮すると、
オススメできるタイプではないという結論に。

スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビルは油溶性ビタミンCで、経皮吸収と安定性に優れた抗酸化剤。抗老化、美白、抗アクネ菌、コラーゲン産生促進、抗炎症作用を付与。
パルミチン酸レチノールはビタミンA誘導体で、抗シワ、抗老化、たるみ、シミ、乾燥を防ぐ効果を付与。
ピーナッツ油はオレイン酸リッチでリノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノレン酸などで構成されており、軽いタッチのエモリエントオイル。