ハンドプロテクター HP(ヘンプ)
The Body Shop

ハンドプロテクター HP(ヘンプ)の格付け
ハンドプロテクター HP(ヘンプ)の解析結果
良さそうだが難あり。惜しいハンドクリーム。
意図としては潤い、保護力を与えるハンドクリーム作り、という方向ですが
かぶれを起こしやすいヒマシ油の配合はいささか狙いと逆行した処方になってしまっています。
全体的にも平凡な範囲を出ないレベルといった印象の一品です。
成分を見ていくと、
グリセリンは界面活性剤の刺激を抑えたり、やや持続する保湿効果、肌弾力アップ、肌の代謝促進効果を持ちます。3つある水酸基に水分子がつくことで保湿効果を発揮。安価でしっとりした素材。
アサ種子油はヘンプシードオイル(大麻種子油)のことで、γ-リノレン酸などアトピー・アレルギーの制御に深い関係のある脂肪酸を含む敏感肌用オイル。
ジメチコンは最も代表的なシリコーンオイル。透明、無臭、化学的・熱的安定性、透湿性、撥水性、潤滑性に優れた不揮発オイル。
安息香酸アルキル(C12-15)は軟化剤や増粘剤、エモリエント効果を狙って配合されます。
ミツロウは、ミツバチの巣の元となるロウを精製。融点が高く、コクを与えながら使用感が良いので保湿成分として用いられます。
カルナウバロウはブラジルワックスと呼ばれ、ヤシの葉由来で融点の高いエステル油が多く含まれるロウ成分です。
アラントインは牛の羊膜の分泌液から発見され、尿素から合成、もしくはコンフリーから抽出され原料化されている成分。抗炎症作用、細胞活性化作用が優れる 。
タルクは滑石を微粉砕した粉末で、鉱物の中で最も柔らかい特徴があります。滑り良く、吸着性が高いため、メイク下地としてよく使われる。
酸化鉄は様々な着色が可能な鉄の酸化物で、彩度、明度が高く分散性、耐候性、耐酸、耐アルカリ、耐溶剤性に優れ、皮脂を吸いにくく持ちがよい。毒性はない。
いい面もあり、使いやすさも気を遣われているところは見えるのですが、
悪い面も同じようにあり、差し引きで平凡、といった具合の一品です。
惜しいところですが、オススメとはなりません。
ハンドプロテクター HP(ヘンプ)の宣伝文,商品説明:
<ハンドクリーム>
天然保湿成分ヘンプシードオイル配合のハンドクリームです。
乾燥しやすい手肌を素早くうるおして、水洗いや乾燥からしっかりと保護し、長時間保湿してなめらかに整えます。<皮膚科学テスト済み、パラベン(防腐剤)フリー>
<お肌のタイプ>
ベリードライ
ハンドプロテクター HP(ヘンプ)の全成分:
水、グリセリン、セテアリルアルコール、ミリスチン酸ミリスチル、アサ種子油、ヒマシ油、ジメチコン、安息香酸アルキル(C12-15)、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG-100、ミツロウ、パンテノール、ダイズ油脂肪酸メチル、パルミチン酸レチノール、カルナウバロウ、水添ヒマシ油、アラントイン、キサンタンガム、クエン酸、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、ソルビン酸K、香料、タルク、酸化鉄、酸化クロム