イグニス フェイス＆ボディ パラソル UV

紫外線吸収剤を主体に構成した美白化粧品。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルだけでは肌刺激に繋がりそうなところを、いくつかのUVケア成分で役割を分担している形で肌を守っています。
コメ由来のオリザノールを含む抗酸化作用も、肌のメラニン生成を阻害して美白効果を付与。

成分を見ていくと、
紫外線吸収剤のメトキシケイヒ酸エチルヘキシル配合。
ジカプリン酸PGは粘度が低くさらっとした感触の乳化剤。難溶性の成分も乳化するパワーももちます。
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンはUV-A・B両波の幅広い波長領域の紫外線を吸収し、構造が変化せず持続する新規紫外線吸収剤です。
アシタバエキスは女性ホルモン様作用により、肌の弾力アップ、皮脂の抑制、育毛、抗菌作用を与えます。
オリーブ油は”水油”と呼ばれるように、液体の油で肌や髪に少し浸透してエモリエント感を持続させます。
クマザサ葉エキスはコラーゲン産生促進、女性ホルモン様作用、抗炎症作用、抗菌作用。
コメヌカエキスは収れん作用、ヒアルロン酸分解酵素阻害効果による保湿効果。
コメ胚芽油はγ-オリザノールの美白作用、ビタミンEの40-60倍もの抗酸化作用、フェルラ酸の紫外線吸収効果、抗菌作用、リノール酸、オレイン酸のエモリエント作用を付与します。
モモ葉エキスは抗炎症作用。
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンは、粘性やエモリエント性、ツヤ感が増したシリコーン。乾燥を防ぐ効果や感触改善効果を付与します。

さらりとした感触と、使用感のマイルドさが特徴といえる一品。
まずまずクオリティは悪くないのですが、紫外線吸収剤オンリーということでUVケア品としては少し肌に負担があることを意識しなければなりません。
つまり、紫外線吸収剤が吸収しすぎた場合には、肌を酸化して刺激してしまうことを懸念すべき、ということです。

使用感のマイルドさはありますが、
つけたままにしておくことのリスクは多少あるな、という印象です。
紫外線対策品として、それらの面から考えて充分に低刺激とはいえず、
今ひとつオススメには届かない製品。