米ぬか美人メイク落とし(日本盛)

日本盛の米ぬかメイク落とし、というほど米ぬか感はあまりないのが特徴(?)

米ぬかエキス、米胚芽油といった成分は実際配合がありますが、あくまでも添加されているだけで基本的にはよくあるクレンジングと考えてよいでしょう。

ただ、添加剤のバリエーションは豊富でワンランク上の仕上がりになっています。

成分を見ていくと、
ミリスチン酸オクチルドデシルはさっぱりとした感触の油性成分。
トリエチルヘキサノインは2-エチルヘキサン酸とグリセリンのトリエステルで、サラっとした感触の油性基材。閉塞性の高い→フタをするような油膜で肌の潤いを逃がさない特徴。
オリーブ油は”水油”と呼ばれるように、液体の油で肌や髪に少し浸透してエモリエント感を持続させます。
コメヌカエキスは収れん作用、ヒアルロン酸分解酵素阻害効果による保湿効果。
オリザノールは米ぬか油、およびコメ胚芽油に特有の生理活性成分で、抗酸化作用、皮膚温上昇、美白作用、皮脂腺賦活作用、抗アレルギー作用が与えられる。
コメ胚芽油はγ-オリザノールの美白作用、ビタミンEの40-60倍もの抗酸化作用、フェルラ酸の紫外線吸収効果、抗菌作用、リノール酸、オレイン酸のエモリエント作用を付与します。
アセチルヒアルロン酸Naは、アセチル基を持つ構造により肌と親和性を高め持続性を持たせています。
水溶性コラーゲンはフカヒレ、サケ、ヒラメ、カレイなどの魚の皮から抽出したコラーゲン。通称マリンコラーゲンとも呼ばれ、コラーゲンの中でも優れた保湿性を持つと言われています。
アロエベラ葉エキスは抗炎症、線維芽細胞増殖促進作用、抗菌作用を付与。
ヨクイニンエキスはハトムギ種子エキスと同義。抗炎症、鎮痛、排膿作用を持ち、皮膚再生作用、保湿、抗炎症効果を狙って配合される。
ヘチマエキスは粘液質、サポニンを含有し、保湿、抗炎症作用、皮膚に潤いを与える効果。

総合すると、
まずクレンジングとしての能力は、一般的なメイクなら難なく落とせる程度にあります。
肌に対する刺激性もさほどありません。比較的安心して使えるタイプといえるでしょう。

米ぬかエキスを始めとした添加剤の能力は比較的優秀。
保湿効果と美白作用や抗酸化作用を中心に、肌に良好な作用をもたらす設計といえます。

主にアンチエイジングを念頭に置く方に向けた製品と言って良いでしょう。
コストパフォーマンスとしても、製品の能力としてもまずまず買いの一品だといえます。