プリュ カーボニックリバイバルミスト

炭酸はアリ。それ以外は残念。

注目ポイント

ベースに温泉水が使われていたり、リン酸アスコルビルマグネシウムの配合量から判断してアルカリ性であるという点は間違いなさそう。
ノーベル賞受賞のフラーレンの配合があったり、有益な面ものぞかせますが、総合的に見てメリットがそれほど大きいとはいえない印象です。

注意点

二酸化炭素自体は肌の活性化につながり、良い効能を期待できますが、
それ以外の点では逆にリスクを伴う面も見え隠れ。

総評

全体から判断するに、リスクを上回るほどのメリットがあるとは言い切れない印象です。
肌のハリを一時的に与えるためかPVPが配合されていたりしますが、これこそ本当に一時しのぎで少し湿気を吸ったら効果は消えます。
あまりクオリティが高いタイプとは言えないようです。

二酸化炭素は炭酸ガスとして用いられ、弱酸性・皮脂や汚れを浮き上がらせ除去、血行促進によるクマ・くすみの改善、収れん(引き締め)効果による皮脂の過剰分泌抑制、ハリ・弾力効果などを付与。
リン酸アスコルビルMgはビタミンC誘導体で、抗酸化作用、美白作用を期待して配合されますが、アルカリ性の製品でないと分解してしまうデメリットがあります。
プラセンタエキスは保湿、抗アレルギー作用、線維芽細胞増殖促進作用。
メマツヨイグサ抽出液(月見草エキス)は他に類を見ない高いポリフェノール量と強い抗酸化作用を背景に、抗シワ、フケ抑制、消臭、ニキビケア、美白作用。
ダイズ種子エキスは収れん作用、抗菌作用、免疫増強作用。
アルニカ,セイヨウオトギリソウ,セイヨウキズタ,ハマメリス,ブドウ,マロニエエキスは抗酸化作用、色素沈着改善効果を期待されるエキスセットです。
フラーレンは1996年クロトー博士に発見されたノーベル化学賞受賞成分で、ビタミンCの125倍の抗酸化作用、プラセンタの800倍のコラーゲン産生促進作用を持つ成分。
ポリビニルピロリドン(PVP)は水に溶けると増粘、結合作用を示す合成ポリマーで、乾燥すると突っぱるようなハリを与える。ただし、吸湿性があり、湿度が高いとハリを失う。
オレンジ油はリモネンを主成分とする心地よい香りがリラックス効果を与えます。疲れや緊張をほぐし、保湿・皮膚の活性化、清浄作用を持つ精油です。