ラミナーゼモイスト ローション コスメ解析ドットコム

ラミナーゼモイスト ローション

皮膚臨床薬理研究所

ラミナーゼモイスト ローションの格付け

★★★
☆☆

皮膚刺激リスク
★★
☆☆☆
しっとり感:○
さらさら感:△
さっぱり感:×
敏感肌適性:△
肌回復力:×
保湿力:△
アンチエイジング力:△
1mlあたり36 円
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ラミナーゼモイスト ローションの解析結果

しっかりと原価を抑えている風な設計が見え隠れ。


成分数が多く、一見豪華絢爛な化粧水ではないか、と思わせるのでありますが、
よくよく見てみると基剤はあまりお金をかけていない。

物凄く悪いわけではありませんが、DPG、ベタインといったちょっと質の低い成分でベースを構成しているところが残念。
さらに、ステアリン酸グリセリル(SE)が石鹸乳化による自己乳化型乳化剤、という、つまり石鹸が含まれることで肌に負担を強いる(やすっぽい)乳化剤を使用。

これらのベースを見る限り、感触が良くなく、ベースとしての機能も乏しいといえるものになります。
それでも、添加成分はある程度立派であり、ノーベル賞受賞したような成分(フラーレン、ヒトオリゴペプチド-1)があったり、
アンチエイジング用のペプチドを各種配合して見た目は華やかな全成分表に仕上げています。

ですが、実際には良いものは超微量でほとんど意味を持たず、ベースは安っぽくて美肌効果は薄。というのが実態といえるでしょう。
ダメなコスメというほどではなく、もちろん微量でも成分の質はいいため多少肌のコンディションをアップさせることはできそうですが、
全成分表を見た印象ほどあからさまに優れた製品というわけではなさそうです。


主な成分の解説

ベタインはトリメチルグリシンというアミノ酸系保湿成分。浸透性に優れる保湿性を付与。
グリコシルトレハロースはトウモロコシデンプン由来のトレハロースにグルコース(ブドウ糖)が数個結合した多糖体。べたつかず、高い保湿力、細胞活性化作用を付与する。
メチルグルセスー10はメチルグルコシドと酸化エチレンを付加重合した水溶性合成ポリマーで、NMFに類似した保湿効果・粘性を付与します。
ステアリン酸グリセリル(SE)のような古いタイプの自己乳化型乳化剤には石けんが乳化に使われている場合が多く、これは刺激の素ともいえます。
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)はアミノ酸系界面活性剤で、エモリエント効果、角質水分増加作用を付与します。
ロイシンは肌の感触を滑らかにし、髪のコンディショニング効果を付与。
ホホバ油(ホホバ種子油)はメキシコ北部の乾燥地帯に自生しているカン木の種子から得た液体ロウ。他の植物油脂に比べ酸化しにくく、皮膚になじみさっぱりしている使用感。抗ニキビ、フケ作用も。
カフェインはコーヒーやお茶の成分として有名なアルカロイドで、肌の細胞を活性化・収れん、またスリミング効果などを狙って配合されます。
グルコン酸クロルヘキシジンは細菌に対しての消毒液として用いられます。
シクロペンタシロキサンは揮発性のシリコーンオイルで、さらっとした感触を残し、揮発していくので肌への残存感がありません。
ムコ多糖は抗シワ、目のクマの改善、クモ状血管、脚静脈瘤を改善。
セラミド3はN-ステアロイルフィトスフィンゴシンという名称で、とくに皮膚角層の保湿性を維持するセラミドの一種です。
パルミトイルオリゴペプチドは現在はパルミトイルペンタペプチド-4と呼ばれ、肌に浸透してコラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促進する働きがあります。
フラーレンは1996年クロトー博士に発見されたノーベル化学賞受賞成分で、ビタミンCの125倍の抗酸化作用、プラセンタの800倍のコラーゲン産生促進作用を持つ成分。
水溶性コラーゲンはフカヒレ、サケ、ヒラメ、カレイなどの魚の皮から抽出したコラーゲン。通称マリンコラーゲンとも呼ばれ、コラーゲンの中でも優れた保湿性を持つと言われています。
パルミトイルテトラペプチド‐7は加齢によるインターロイキンの増殖を抑制する作用で、肌の炎症を予防し、肌の再生を活性化、柔軟性、肌のトーンアップ効果。
ヒトオリゴペプチド-1EGF(上皮成長因子)という1986年にスタンレー・コーエン博士がノーベル賞を受賞した皮膚の表皮層を飛躍的に成長・再生・修復活性化させる成分。

ラミナーゼモイスト ローションの全成分:

水、BG、エタノール、ベタイン、DPG、グリセリン、メチルグルセス-10、1,2-ヘキサンジオール、グリコシルトレハロース、シクロヘキサシロキサン、クエン酸Na、セルロースガム、加水分解水添デンプン、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリルアルコール、PPG-6デシルテトラデセス-30、トリエチルヘキサノイン、ベヘン酸、PEG-60水添ヒマシ油、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、クエン酸、水添ホホバ油、ロイシン、ホホバ種子油、バリン、グリシン、カフェイン、イソロイシン、ステアレス-20、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ポリビニルピロリドン、PCA-Na、アルギニン、グルコン酸クロルヘキシジン、シクロペンタシロキサン、ヒアルロン酸Na、ムコ多糖、マンニトール、セラミド3、N-ヒドロキシコハク酸イミド、ソルビン酸K、パルミトイルオリゴペプチド、クリシン、フラーレン、水溶性コラーゲン、パルミトイルテトラペプチド-7、ヒトオリゴペプチド-1、香料

ラミナーゼモイスト ローションの宣伝文,商品説明:

しっとり感を持続させる、とろみ系化粧水。
うるおいを与え、モチ肌が持続します。
洗顔後に使用することで、健やかな肌を保ちます。

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