ロコベースリペアクリーム
第一三共

ロコベースリペアクリームの格付け
ロコベースリペアクリームの解析結果
セラミド配合のハードクリーム。
ハードクリームというのは、ベースにあるワセリンでわかるように密閉性の高いコーティングによってフタをし、内部の水分を逃さない保湿法です。
成分を見ていくと、
ワセリンは石油から得られる半固形の炭化水素で、粘着性が強く、油性を与え保湿効果を付与。
パラフィンはロウソクやクレヨンでもおなじみのワックス成分で、化学的に安定し油性基剤として潤滑な感触を与える。
グリセリンは界面活性剤の刺激を抑えたり、やや持続する保湿効果、肌弾力アップ、肌の代謝促進効果を持ちます。3つある水酸基に水分子がつくことで保湿効果を発揮。安価でしっとりした素材。
カルナウバロウはブラジルワックスと呼ばれ、ヤシの葉由来で融点の高いエステル油が多く含まれるロウ成分です。
油性基剤はご覧のとおりの油脂で構成。
その他の成分をピックアップすると、
コレステロールは皮膚や毛髪の水分保持、バリヤ機能の保湿成分。
セラミド3はN-ステアロイルフィトスフィンゴシンという名称で、とくに皮膚角層の保湿性を維持するセラミドの一種です。
オレイン酸はオリーブ油の主成分である脂肪酸で、しっとりエモリエント効果。
トロメタミンは化学名2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオールのことで、芳香性、pH調整剤として配合されます。
セラミドや、フタをするタイプの保湿製品としては悪くないですが、結構普通というかこの程度だったらここまで値段はとらなくていいかな、と思ってしまいます。
非常に凡庸なクリームといえるでしょう。
ロコベースリペアクリームの宣伝文,商品説明:
手やかかとなどの乾燥には、水にも強く、
しっかりと潤いをカバーするハードタイプクリーム
「保湿力」「長時間のカバー力」「低刺激(肌へのやさしさ)」に
こだわったロコベースリペアの原点
手先やかかとなど、ツラい乾燥にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、水にも強い、しっかりと潤いをカバーするハードタイプクリームを。
ロコベースリペアクリームの全成分:
ワセリン、 水、 パラフィン、 ミネラルオイル、 グリセリン、 オレイン酸ソルビタン、 カルナウバロウ、 コレステロール、 セラミド3、 オレイン酸、 パルミチン酸、 (アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30)) コポリマー、 トロメタミン