ルナレーナ コンパクトパウダー

よくあるタイプのお粉。

フィニッシュパウダーとしてお化粧直しに使うことを想定しているようですが、
確かに鉱物粉末をずらりと並べた、シンプルな構成で目的がわかりやすい一品です。

しかしながら、これらの鉱物の粉は直接肌にぶつけるとやや肌を傷める可能性も否定できず、
例えばシリコーンで被覆して鉱物粉のデメリットを消したりすることもしていないので少し嫌な部分もあり。

とはいえ、典型的で昔ながらな作りのファンデーションともいえる内容ですから、
違和感を感じることは少ない馴染みのあるタッチともいえるでしょう。

使ったからすぐに毒になるものでもありませんし、
例えば太陽を浴びすぎるとか、メイクを落とさず寝てしまうなどを避ければ悪くない製品ではあります。

単に機能的、先進的な設計ではない、という一品ですね。

タルクは滑石を微粉砕した粉末で、鉱物の中で最も柔らかい特徴があります。滑り良く、吸着性が高いため、メイク下地としてよく使われる。
マイカ(雲母)はツヤ感と透明感が特徴。花崗岩などを由来としているため、光沢が美しい特徴があります。
スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
シリカは高い透明性と補強性を持つ二酸化ケイ素によって構成される物質。無水ケイ酸、酸化シリコンと呼ばれることも。
酸化チタンは非常にきれいな白色の顔料で、紫外線散乱剤としても用いられる無機化合物です。
リンゴ酸ジイソステアリルは難溶性成分の溶解力が高いエステルで、肌にはさらっとした感触を与えます。
酸化鉄は様々な着色が可能な鉄の酸化物で、彩度、明度が高く分散性、耐候性、耐酸、耐アルカリ、耐溶剤性に優れ、皮脂を吸いにくく持ちがよい。毒性はない。