セルキス クレンジングオイル
シャンソン化粧品

セルキス クレンジングオイルの格付け
セルキス クレンジングオイルの解析結果
オーソドックスなクレンジング力で、よくまとまった設計といえる一品です。
クレンジングしながら、肌を整えていく能力をきちんと持つ比較的質のいい製品であります。
成分を見ていくと、
まず浮かせオイルとして
ミネラルオイルは石油原油を蒸留し固形パラフィンを除去した炭化水素系油剤。
皮膚によく延び、浸透性がないため無刺激。油との相溶性が強く、クレンジング基剤としても広く使われる油剤。
イソヘキサデカンは閉塞性がなくライトな感触で、クレンジング力に優れ伸びが良いエモリエント剤。
次に洗浄成分としての配合で、
ラウリン酸ポリグリセリル-10はマイルドな乳化剤で、肌刺激の心配はほとんどなく、グリセリンのしっとり感が少し感触を残します。
トリエチルヘキサノインは2-エチルヘキサン酸とグリセリンのトリエステルで、サラっとした感触の油性基材。閉塞性の高い→
その他の成分をピックアップすると、
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムは
セラミド3はN-ステアロイルフィトスフィンゴシンという名称で、とくに皮膚角層の保湿性を維持するセラミドの一種です。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは通称ペリセア。優れた浸透性でセラミドと同様の保湿機能と、肌にも浸透、補修、弾力向上、潤滑性向上、洗浄剤の刺激緩和、泡立ち安定など様々な改良効果を付与。
メドウフォーム油は北カリフォルニア、南オレゴンなどに自生するメドウフォームの種子から抽出されたオイルで、エイコセン酸を主成分とし、しっとりと滑らかでべたつかない感触を与える。
ホホバ油(ホホバ種子油)はメキシコ北部の乾燥地帯に自生しているカン木の種子から得た液体ロウ。他の植物油脂に比べ酸化しにくく、皮膚になじみさっぱりしている使用感。抗ニキビ、フケ作用も。
スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
マカデミアナッツ油はパルミトレイン酸を多く含み、人の皮脂に類似したエステル。
体温付近に融点があり、肌に馴染み良くタッチが良いオイルです。
アスコフィルムノドスムエキスはEGFへの反応力を高めるブルターニュ海藻エキス。細胞の活性化作用でアンチエイジング効果を発揮します。
オウゴンエキスはバイカリン、バイカレインを有効成分とし、タバコの煙など環境ストレスによる皮膚老化を抑制、美白、抗シワ、毛穴・敏感肌改善、育毛、抗菌作用などを付与。
コハク酸ジエチルヘキシルは軽いタッチで粘度の低いオイル。紫外線吸収剤などの溶解性に優れ、ワックス系の製品では硬さの調整に用いられる。
ビサボロールはカミツレの花の精油のいち成分。抗炎症作用、穏やかな抗菌作用を示す。
まず肌刺激性は心配ないレベルでやさしい部類といえます。
クレンジング能力は普通。
オーソドックスにメイクオフする能力を持っていますね。
おまけ的な効果で、油剤やヒアルロン酸などによる保湿性が肌に残るため、つっぱることなくモッチリ仕上げると予想されます。
ペリセアの配合で肌のラメラ構造を回復させる効果も期待でき、キメを整える能力がうれしいポイント。
ただ、値段はとりすぎ感溢れます。
これで5000円オーバーは、なかなかブランドの重みを感じる値付けと言わざるを得ませんね。
ものは悪くありませんが、このレベルならもう少し安くても手に入るのも事実。
セルキス クレンジングオイルの宣伝文,商品説明:
素早くメークになじみ乳化します。
コラーゲン配合で、うるおいのある洗い上がりを追求したオイルタイプのメーク落としです。
セルキス クレンジングオイルの全成分:
ミネラルオイル、イソヘキサデカン、ラウリン酸ポリグリセリル‐10、トリエチルヘキサノイン、オレイン酸ポリグリセリル‐2、グリセリン、水、イソステアリン酸ソルビタン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、セラミド3、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa,メドウフォーム油、ホホバ油、スクワラン、マカデミアナッツ油、グリチルリチン酸2K,アスコフィルムノドスムエキス、オウゴンエキス、コハク酸ジエトキシエチル、ダイズ油、イソステアリン酸、ビサボロール、BG、ソルビトール、カロットエキス、トコフェロール、香料