シャラン洗顔フォーム コスメ解析ドットコム

シャラン洗顔フォーム

(株)グローバルクリーン

シャラン洗顔フォームの格付け

★★
☆☆☆

皮膚刺激リスク
★★
☆☆☆
しっとり感:×
さらさら感:△
さっぱり感:○
敏感肌適性:×
肌回復力:×
保湿力:△
アンチエイジング力:×
1mlあたり63 円

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シャラン洗顔フォームの解析結果

普通の石鹸で洗っても、似たようなものと言えるでしょう。


ごくありふれた、ヤシ油を構成する脂肪酸を中心としたさっぱり石鹸がベース。
そこへ、添加剤がいくつか配合されて美肌効果のようなものを狙っている構成が見受けられます。
ただし、アルカリ性が前提となる石鹸で洗顔する、という単純な、あまりオススメとはいえない、このチープな洗顔料は多少の添加剤で改善されるものではありません。

成分を見ていくと、
ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸+水酸化Kのよくある石けんベース。

純粋な石鹸よりも、より大量生産系の工業的な臭いがする作りです。

とはいえ、石鹸は石鹸。単純にアルカリ性で肌バリヤを溶かし、かつそのアルカリ性が残留して肌に負担を何時間もかけてしまうのが問題です。

その他の成分をピックアップすると、

スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
ホホバ油(ホホバ種子油)はメキシコ北部の乾燥地帯に自生しているカン木の種子から得た液体ロウ。他の植物油脂に比べ酸化しにくく、皮膚になじみさっぱりしている使用感。抗ニキビ、フケ作用も。
水溶性コラーゲンはフカヒレ、サケ、ヒラメ、カレイなどの魚の皮から抽出したコラーゲン。通称マリンコラーゲンとも呼ばれ、コラーゲンの中でも優れた保湿性を持つと言われています。
ホエイはソフトピーリング作用を有する整肌成分で、抗シワ、ダメージヘア改善、免疫低下抑制、美白作用などが期待される。
オリザノールは米ぬか油、およびコメ胚芽油に特有の生理活性成分で、抗酸化作用、皮膚温上昇、美白作用、皮脂腺賦活作用、抗アレルギー作用が与えられる。
アラントインは牛の羊膜の分泌液から発見され、尿素から合成、もしくはコンフリーから抽出され原料化されている成分。抗炎症作用、細胞活性化作用が優れる 。
褐藻エキスは大西洋、中南米海域に産生する褐藻類で、ビタミンA,Dの高レベルでの含有、アミノ酸、ミネラル類の含有により、整肌作用、増粘、感触改良、保湿、生理活性促進効果を付与。
木酢液は抗菌・抗カビ・消臭・抗酸化作用・アトピーの改善などに用いられます。

後半だけ見れば、まともなスキンコンディショナーのようですが、
ベースがどうしても安物で、かつ肌にお世辞にも良いとはいえない作り。
5000円出して購入して、わざわざ肌に負担を強いるようでは本末転倒ですし、
アフターケアで必ずこのアルカリを除かないとダメ、という二度手間も面倒な一品です。

シャラン洗顔フォームの全成分:

水、ヤシ油、ミリスチン酸、ヤシ脂肪酸、グリセリン、 水酸化K、ラウリン酸K,(ラウリン酸・ミリスチン酸)TEA、 ステアラミドDEA、オレイン酸ポリグリセリルー10 ステアリン酸、スクワラン、ホホバ油、水溶性コラーゲン、 メチルグルセス-10、ホエイ、トコフェノール、 グリチルリチル酸2K,オリザノール、アラントイン、 ユーカリエキス、褐藻エキス、紅藻エキス、緑藻エキス、 木酢液

シャラン洗顔フォームの宣伝文,商品説明:

皮膚は汗を出して体温を調節したり皮脂をだして雑菌などからお肌を守ります。シャラン洗顔フォームは汚れをしっかり落とし、皮膚呼吸を助けます。

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