THREE コンセントレート クリーム

見栄えのしない油分補給剤。

クリームには違いありませんが、そのクリームの基剤となる部分はマイルドながらクオリティの高いものとはいえません。
オリーブ油をベースとした構成にバラ系の油剤を多種添加し、香りは充実しているようです。

注目ポイント

オリーブ油やホホバ、メドウフォームのエモリエントオイルが主役。
ハスカップ果汁が肌の弾力を付与。

注意点

ごくシンプルな油分補給クリームという以上のものではなく、
機能性に乏しくて香りばかりが目立つ、有益性は率直にいってあまりないタイプといえるでしょう。

総評

単にオイルで保湿程度であれば16000円も払って手に入れる必要はないので、この製品であればより快適性を高めるとか、エモリエント効果の質や持続性を高めるとかしない限り、
値段に見合ったものとは到底言えないのではないか。

内容的に質素すぎて残念な印象です。

オリーブ油は”水油”と呼ばれるように、液体の油で肌や髪に少し浸透してエモリエント感を持続させます。
ホホバ油(ホホバ種子油)はメキシコ北部の乾燥地帯に自生しているカン木の種子から得た液体ロウ。他の植物油脂に比べ酸化しにくく、皮膚になじみさっぱりしている使用感。抗ニキビ、フケ作用も。
ダマスクバラ花水はダマスクバラの花を水蒸気蒸留によって得られる芳香性の水。表皮からβ-エンドルフィンの遊離を促進する作用があり、皮膚細胞代謝活性化、メラニン生成抑制作用を持つ。
メドウフォーム油は北カリフォルニア、南オレゴンなどに自生するメドウフォームの種子から抽出されたオイルで、エイコセン酸を主成分とし、しっとりと滑らかでべたつかない感触を与える。
水添ナタネ油アルコールはエモリエント効果、保護効果、光沢を与える乳化剤、油性基剤。
スクワランは人の皮脂にも3-4%含まれる保湿成分で、刺激なく油分と水分を乳化させ保湿作用を示し、不足すると肌の乾燥、代謝の低下をまねきます。
ローズマリー油はシソ科・清涼感のあるすっきりした香りが特徴。集中力や記憶力を高める効果があるとされ、気持ちをはっきりさせたい時に使われる精油です。
月見草油はアカバナ科メマツヨイグサ属の種子から搾油され、γ-リノレン酸を豊富に含み、抗アレルギー、抗アトピー効果を付与。
ロニセラカエルレア果汁はハスカップ果実の果汁で、ビタミンC，アントシアニン、カルシウムなどを含有。目元のクマの改善、たるみの防止、弾力アップ効果。
ダマスクバラ花油はブルガリアの稀少なバラ精油で、リラックス、女性ホルモン様作用、脳の活性化、消化器の活性化、更年期障害の軽減、汗、加齢臭を軽減、異性を惹きつける効果。
ニオイテンジクアオイ油はゼラニウムとして知られ、ミントを含んだようなバラの香りが特徴。
精神高揚作用や皮脂コントロール機能を持ち、すべての肌のタイプに良い影響を与えると言われています。
キャンデリラロウは自らを乾燥から守るために分泌している樹液を茎から抽出した天然の植物ロウで、アレルギー性が低く光沢と固さを与える。
ミツロウは、ミツバチの巣の元となるロウを精製。融点が高く、コクを与えながら使用感が良いので保湿成分として用いられます。
ビャクダン木エキスはサンダルウッドとも呼ばれ、抗炎症・整肌・抗菌、防腐、冷却作用、リラックス効果などを付与します。
ニュウコウジュ油はフランキンセンスの木から採れる精油で、濃厚なウッディー＆スパイシーな香りに僅かにシトラスが香る乳白色の樹脂オイル。去痰、抗シワ、皮脂コントロール効果などを付与。